CROSS TALK
東急リゾートサービス × スペシャル対談
同期対談
the same period
それぞれの立場で歩んできた日々を
離れていても分かり合える同期で語らう
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Nishida
Ayano
西田彩乃ハーヴェストクラブ
蓼科リゾート
ホテルフロント -
Aoki
Shumu
青木就夢本社業務センター
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Harada
Saori
原田彩織ハーヴェストクラブ
鬼怒川
レストラン -
Kitahara
Takehiro
北原武洋ハーヴェストクラブ
天城高原
レストラン
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いま振り返る、東急リゾートサービスでの3年間
北原
入社してから3年経つけど、当時を振り返ると会社の印象が今と随分違ったなあ。やっぱり「会員制ホテル」というだけで、入社前はすごく高級感があるというイメージでした。だけど実際入社してみると、このホテルはどちらかというアットホームな印象があって。東急ならではの良さがあるんだなと思いましたね。原田
確かに、東急はアットホームという言葉がぴったりだね。私はハーヴェストクラブ鬼怒川へ入社前に研修で来たことがあったんだけど、スタッフの皆さんが本当に優しかったんです。私が研修に来た期間はホテルの稼働率が一番高い夏休みで忙しいはずなのに、すごく良い雰囲気だったんだ。スタッフ同士も仲が良いし、お客様から信頼されている人もすごく多いと感じて。当時はとても緊張してたんですけど、働きやすかったです。そして実は、研修に行かせていただいたその鬼怒川のホテルのレストランでホールを今担当しています。
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北原
同じホテルなんてすごい偶然だね!私は今ハーヴェストクラブ天城高原のレストランで、原田さんと同じくホールスタッフをしてるよ。それから発注業務もすべて任せてもらっています。入社当初はもっと稼働率の高い施設に行きたかったんだけど、今の施設に来てよかったと思ってる。人が少ないぶん、いろいろ経験させてもらえるんだ。稼働率が高ければできないようなこと、例えば発注業務を全部任せてもらえるということは、普通は3年目ではなかなかないはずなんです。普段の消耗品からレストランの飲み物まで全部発注する責任ある仕事なので。それでも「やってみたい」と言ったら上長がさせてくれたんだけど、それは人数が少ない施設だからこそもらえたチャンスだと思いますね。始めた頃は大変だったけど、今はやりがいを感じるし楽しいです。西田
二人ともレストランのホールで頑張ってるんだね。私は今ハーヴェストクラブ蓼科リゾートのフロントで、主に予約業務をしてるよ。入社当初はハーヴェストクラブ京都のフロントをしてたんだけど、最初は覚えなきゃいけない細かい仕事がいっぱいあってびっくりしたんですよ。お客様と話すこともよりも書類の整理などの仕事に追われていることが多かったかも。でもそういった仕事に慣れていけばお客様と接する機会が自然と増えて、自分がしたい仕事もできるようになりますね。青木
いろいろな仕事が経験できるのは良いところだけど、最初は確かに覚えることが大変かもね(笑)。やりたい仕事というと、私は実はホテルで働きたい気持ちも最初はあったんです。だけど入社当初は千葉のゴルフ場に配属されて、3年目になって南関東エリア業務センターに配属されました。今は南関東の14施設の運営と、新規受託やコンサルティングをしてるよ。ホテル業務からはかけ離れてるけど、人と関わる機会はたくさんあって楽しいし、そういう意味では本質的にやりたいことと合ってるかなと思いますね。楽しみながら仕事をしています。西田
青木くんはホテルも希望してたんだ!知らなかったなあ。確かに東急のホテルには魅力があるしね。私は入社する前から、東急は他の会員制ホテルに比べて身近な雰囲気のある印象でした。選考の過程で会う人事の方も皆穏やかで、ホテルと同じ優しい空気をまとった方が多いなと思ったよ。青木
そうだね、説明会のときには私も先輩方のエピソードを聞いて不思議な雰囲気を持ったホテルなんだなと思ったことを覚えてます。「会員制」という名前からイメージするがちがちな関係ではなく、適度な距離感があるというイメージです。遠すぎず、近すぎずの距離感なんだなと話を通してでもわかって、とても印象に残りました。
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北原
やっぱり皆良い印象を持ってることが多いね。でも入社してみるとギャップもありませんでしたか?原田
これは北原くんもわかると思うけど、レストランのホールは本当に体力が必要!朝は早いし、夜は営業時間が終わるまでホールにいる必要があるんです。自分がお客さんのときは、スタッフの皆さんはニコニコしてて楽しそうに仕事をされてるなって思ったんだけど、実際に自分がサービスをしてみると思っていた以上に大変。でもこれは慣れなんだよね。「忙しさの波」みたいなものがあって、それに上手に乗るポイントがあるんです。初めての夏休みは忙しさに慣れるまでに時間がかかったけど、慣れでどうにかなってしまいました。西田
慣れは何においても大事だよね。私の場合は異動に合わせて生活する場所が大阪から長野へと大きく変わったので、慣れるのに少し時間がかかりました。だけど今いる場所は自然があるので空気はきれいですし、人が少ないリゾート地である分スタッフ同士が仲良くなりやすいというのはとてもいい点です。
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苦しかった壁を乗り越えたからこそ、見えてきた景色
原田
この3年のどこかで、壁にぶつかったことはある?私は後輩が初めて入ってきたときなんだ。というのも、自分が入社当初に先輩に教えていただいたように後輩たちにも教えないと、と思ったんです。でも教えるからには自分も完璧じゃないと、という勝手なプレッシャーに押しつぶされそうになっちゃって。だけど先輩に相談に乗っていただきながら徐々に乗り越えることはできましたし、後輩たちともいい関係を築くことができたな思います。それに後輩たちが来てくれたおかげで、言うべきことははっきりと言う必要があるんだという当たり前のことにも改めて気づきました。北原
入社したときの先輩の言葉って影響力があるから、やっぱり大事だよね。私は入社当初、レストランの「差し替え業務」というバイキングの料理を差し替える仕事をふいに任されたことがあるんです。最初は料理長から怒号が飛び、毎日怒られ、今思うと本当に辛かったなあ(笑)。ただその料理長が必ずフィードバックしてくれる人で、叱った後に「ここがだめ。だから、こう直すんだよ。」という振り返りをくれたんです。それを受け入れて改善していく毎日でしたね。今思えば、あの料理長がいてくれたおかげで、私も少しは成長できたんじゃないかなと思うよ。西田
レストランは大変そうだけど、良い料理長がいてくれてよかったね。私は最初に辛いなあと思ったのは、1年目にやっとフロントの仕事を覚えられた!というときに、2年目に入ると同時に異動になってまた一から覚える仕事が出てきたとき。異動した先の同期は2年目としての知識量を持っているのに、私だけ1年目のような知識量だったということが壁でしたね。だけど「わからない」と言えば周りに教えてもらえたので、自分なりに勉強しつつ覚えるようにしました。
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北原
そんな風にどこへ行っても、やるべきことをしっかりと覚えていくことが大事なんだろうね。「やるべきことをやりきる」ということは私も本当に大事にしてるよ。1年目だと覚えることがいっぱいあって、2年目だと今度は新しい仕事を任されるようになったりして、3年目になると落ち着きはじめるんですよね。人間なので、慣れてくると手を抜いてしまう部分もあるとは思うんです。でもそこは気を抜かずにしっかりやるようにしています。教わったことは二度も注意されたり、できていないよと指摘されたりしないように。私自身、あまり手を抜いてばかりの人は見ていていい気持ちはしないので、そこは大事にしています。青木
日々どう考えて働くかで、変わることはたくさんあるよね。私の場合異動するまではゴルフ場という一つの現場で働いてきたので、そこの1日のスケジュールを軸に働いていたんです。だけど今は14ある施設の毎日のスケジュールを考え、さらに来年度は何をしようかというところまで考えていく必要があるんだ。今が良ければ良いのではなく、どうすれば現場がより良い環境になるのかを考えて仕事をする必要があるんです。それに、現場を良くするためとはいえ、実際に現場にいる方の反感を買ってしまうような施策だと良くない。なので、いろんな方向から一つのものを見るようになりましたね。だからこそ、今の仕事ができるようになった上で現場に戻ったら、また別の見え方ができだろうなって思ってる。現場から今のポジション、そしてまたその逆へ、というように、自分の経験や知識を還元できたらいいな。
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歩み続けている私たちだからこそ伝えられること
青木
自分自身はもちろん、各施設を見ていて今がベストの状態だとは思わないんだ。会社の「感動創造企業」という理念を踏まえて全体を見てみると、「感動を創造する」という意味ではベストではないはずで、やれることはまだあると思う。私個人も、施設一つ一つも、ステップアップしていく必要があるんです。立ち止まっているのではなく、皆でもっと先に行けたら良いなと感じています。原田
どんなお客様にも満足していただけるように、ステップアップしていくことは大事だよね。最近私が思ったことの一つに、インバウンド事業が進んでいることもあってか外国のお客様が多いんですけど、せっかく来ていただいても言葉が通じなくて満足のいくサービスができないことがあるんです。オリンピックに向けて海外からのお客様も増えてゆくでしょうし、やっぱり英語は話せるようになりたいな。青木
具体的に会社を変えていく方法を考えることは難しいですけど、「お客様を感動させる」ことを1番に考えた上で、最も有効な策を考えるといいのかもしれませんね。そのためにも、大事にするべきは同期だと思うんです。同期には「仲間」という面がある一方で、情報交換がしやすい一番身近な人だなと感じるんだ。仕事にしても色々な経験をすでにしてる人がいるし、全国各地の施設に同期がいるから、会社の良いことから悪いことまで聞けるよね。会社を良くするためにも、同期は仕事のパートナーとしてとても大事な存在です。北原
それにやっぱり同期は本音が話せるよね。愚痴もこぼせるし、支え合えるような、いてくれるだけでありがたいような存在だよ。
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原田
私もそう思う。特に同じ事業所にいる同期は、正直かなり頼りにしています。例えばこの前同期が一人転職しまってたんだけど、その子は3年間一緒にやってきた本当に大事な仲間だったんです。彼女は厨房で私はホールだったんですけど、「その書き方じゃわからない」とか、「その言い方じゃ伝わらないよ」とか何でもはっきり言う仲だったな。ぶつかり合ったこともあったけど、大好きでした。北原
そうだったんだ。でもこの会社は同期に限らず、やっぱりいい人が多いよね。やりたいことはやらせてもらえる風通しの良い社風だと思う。この先就活をする予定の人で、そういった社風に重きを置いてる人はぜひ来てほしいな。そういえば、皆は就活のときって何を考えてた?就活生に何かアドバイスとかある?西田
就職活動中って、自分がどうしたいか、どこに行きたいかって、明確にわからないと人が多いと思うんです。そんなときこそ、考え込むよりまずは足を動かすことだと思います。「自分という人間について考えなさい」とかよく言われると思うんですけど、そんなことは考えるだけじゃわからない。だからこそ、足を動かしていろんな人の話を聞きに行った方がいいんじゃないかな。私自身、考え込んで煮詰まるよりも動いてよかったなと思うんです。皆さんもいろんな職種を見て視野を広げて、そうしていろいろ考えた上でここを選んでくれたら嬉しいですね。
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原田
もし逆に行きたい会社がもう決まってるなら、その面接までに色んな会社を受けておいた方がいいと私は思います。何度も話しているうちに自分が落ち着いて話せる方法が分かってくるし、考えを口に出していくうちに心の中もまとまってくるものですし。青木
私は就活が生活のすべてになってしまうとあまり良くないかなと思うので、就活をしながらも好きなこともたくさんしていてほしいですね。例えば私たちみたいなリゾート系の仕事って、ゴルフだったりスキーだったりを実際したことがあるのとないので違ってくると思うんだ。経験者が一人いてくれるだけで現場はすごく助かものです。なので就活だけで人生のすべてが決まるとは思わないので、他のことも楽しみながら頑張ってほしいですね。西田
そうだね!楽しめるのが一番だと思う。いやー、でもほんとうにしんどかったわ。青木
そうだよね(笑) 就活のしんどさを楽しみながらも一生懸命して、たまには息抜きとして好きなことをして過ごすことは、結果として将来活きてくるんじゃないかな。皆さんが自分の道として東急リゾートサービスを選んでくれて、一緒に働けたら嬉しいですね。
MESSAGE
学生にメッセージ
就職活動中って何をすれば良いのかわからなくなるときもあると思うのですが、考え込むよりまずは足を動かしてみてください。失敗しても大丈夫!繰り返していくうちに、自分の本当にしたいことがわかってきます。就活で人生のすべてが決まるわけではないので、楽しみながら進めてみてくださいね。